南大阪に根ざす6店舗体制と多事業の広がり
くれよん薬局 堺店を運営するのはM’sファーマ株式会社です。2012年12月の設立以降、南大阪エリアで保険調剤を軸に店舗網を広げ、現在は6店舗を運営しています。居宅介護支援、栄養指導、職業紹介、経営コンサルティング、採用代行といった分野にも事業領域を伸ばしてきました。地域医療の担い手を多面的に下支えする姿勢が、組織の出発点にあります。
「くれよんジョブサポート事業」では、医療・介護系事業者に向けた採用支援と職場環境の改善を専門家が手がけ、人材不足という地域課題に踏み込んでいます。個人的には、薬局が採用領域まで踏み込んでいる点が印象的でした。地域の事業者から相談が寄せられる流れが定着しつつあります。
食と薬を横断する相談窓口
管理栄養士が常駐し、薬剤師と服薬情報をやり取りしながら栄養相談を行える点が、くれよん薬局 堺店のひとつの軸になっています。薬と食事の両側面から日々の体調管理を考えられるため、慢性疾患を抱える方からの相談も寄せられています。来局が難しい利用者にはオンラインや在宅での対応も用意。生活圏のなかで気軽にアクセスできる窓口として位置づけられています。
自治体と連携した栄養講座や、地域住民を対象とした栄養教室も定期的に開かれている。「家族の食事の悩みを話せる場所が近所にあって助かる」という声が目立つそうです。世代や家族構成を問わず立ち寄りやすい雰囲気づくりが続けられています。
安全な調剤を支える設備とチーム編成
薬剤師、管理栄養士、調剤事務スタッフが役割を分担しながら、患者と家族の支援に取り組んでいます。事務スタッフも医療チームの一員として位置づけられ、対人業務全体の質を底上げする動きが組織内に根づいています。在庫管理システムや調剤補助・監査装置を導入し、スピードと安全性を両立。薬剤師が服薬指導や相談業務に時間を割ける環境が整えられました。
ECRSの考え方をもとにした業務改善活動も継続中で、現場発の小さな見直しが積み重ねられています。設備に頼りきらず、人の手による確認工程もきちんと残されている点が、利用者の安心感につながっていると感じる場面が多いです。
非常時も含めて頼れる、かかりつけの距離感
くれよん薬局 堺店が掲げているのは、関わる人と想いを共有し、いつでも頼れる存在であり続けることです。服薬の相談だけにとどまらず、日々の健康管理や生活上の小さな疑問にも丁寧に向き合う姿勢を保っています。災害や感染症の発生時にも薬の供給と衛生管理を維持できる体制を備え、行政機関や医療機関との協議会・研修にも参加しています。
オンライン服薬指導や医療DXへの取り組みも進められ、利便性と安全性を同時に引き上げる方向で薬局のかたちが更新されています。


