国際学会も視野に入れた、股関節専門の施術所
オランダ・イギリス・オーストリア・韓国——変形性関節症の国際学会にこれだけの国で参加を続けてきた理学療法士が、東京・銀座で施術を行っている。ginzaplusの代表・佐藤正裕氏は、TOEIC 905点を活かして海外の最新知見を直接収集しながら、現場の施術に反映させてきた。こうした学術的バックグラウンドは、施術の説明が「なぜそうするか」まで丁寧に伝えられる理由でもある。開設は2009年で、これまでの症例数は5,500例を超える。
「同じ股関節痛でも、原因は人によってまったく違う」と佐藤氏は強調する。年齢・骨格・生活習慣・手術歴など、個別の条件を踏まえたアプローチが基本となっており、画一的なメニューをこなす施術とは性格が異なる。施術事例は定期的にサイトに掲載されており、60代の変形性股関節症や40代の臼蓋形成不全など具体的なケースを読み込んでいる来院者も多いという。
6ステップの設計で、回復の道筋を共有する
ginzaplusの施術は、①動きのチェック ②原因の特定 ③筋バランスの調整 ④正しい動きの習得 ⑤痛みの連鎖を断つ ⑥回復力の引き出し、という6段階で構成されている。問診と身体評価から痛みにつながる癖を洗い出し、徒手療法と運動療法を組み合わせながら進めていく。再発予防の観点から、運動制限を緩めてスポーツ参加や外出を促すステップが終盤に組まれている点が、一般的なリハビリとの違いだ。変形性股関節症と筋力低下には密接な関係があるとして、健康寿命を伸ばすことを最終的な目標に据えている。
「なんとなく痛みが引いた」ではなく、「なぜよくなったかが分かる」という声が施術を受けた人から届いている。正しい動きを身につけていくプロセスの中で、精神的な不安や怖さを払拭することも一つの目標として明示されている。個人的には、痛みの「管理」ではなく「理解」を重視する姿勢に、この施術の独特さを感じた。
術前相談と術後リハビリ、双方に対応するアプローチ
手術を検討している段階では、身体の使い方の癖と痛みの経緯を整理し、手術が本当に必要かどうかを判断するための情報を揃えていく。「手術以外の方法もあるのか知りたい」という問いに正面から向き合う姿勢が、ginzaplusの術前ケアの特徴だ。一方、術後に痛みや違和感が残るケースでは、人工股関節・骨切り術・股関節鏡手術それぞれの術式に合わせた専門的な評価と施術が行われる。手術が成功していても、歩き方が変わっていなければ痛みが戻ることがあるという説明は、多くの術後患者にとって初めて聞く視点らしい。
出張施術は大阪・福岡・札幌・仙台と複数拠点で展開しており、地方在住でも定期的に通える体制が整っている。銀座本拠点は銀座駅A12出口から徒歩1分で、東京駅からタクシー10分圏内という利便性もある。「近くにこういう施術所があったら」という需要に応えるかたちで、出張範囲が広がってきたという背景もある。
書籍・メディア・YouTubeを通じた情報発信
施術だけでなく、情報発信にも積極的なのがginzaplusのもう一つの側面だ。著書3冊(「変形性股関節症は自分で治せる!」など)に加え、「ハルメク」「美的」「クロワッサン」「日経トレンディ」など多様な雑誌媒体にも掲載されてきた。テレビは「名医のTHE太鼓判!」「名医とつながる!たけしの家庭の医学」など複数番組への出演歴がある。YouTubeの公式チャンネルでは「手術前」「人工股関節術後」「骨切り術後(RAO)」3パターンの歩き方の変化を映像で公開しており、施術前のイメージ形成に役立てている利用者が多いようだ。
「本で知って、動画で確認して、予約した」という流れは珍しくないと聞く。積水ハウス・カゴメなどのウェブメディアにも掲載されており、企業の健康コンテンツとして活用されている点も幅広い認知につながっている。セルフケアツールも独自開発されており、施術後の状態を自宅で維持する手段として提供されている。


